2016年9月1日木曜日

ジョージ・ネルソンの話 2016/9/1

デザイナーの話を復活します。
今日はとうとうネルソンさんです。あんまりにも資料が充実しているので、かなり端折って書きます。詳しくもっと知りたい人は後で書くファウンデーションのサイト見てください。



Herman Miller Japan HPより http://www.hermanmiller.co.jp/designers/nelson.html

George Nelson (ジョージ・ネルソン)
1908 - 1986

彼がいなかったら今のHerman Millerはないんじゃないかというほどの人物です。
2014年に目黒でジョージ・ネルソン展があったじゃないですか。だから彼のストーリーは有名になったと思いますよ。


1908年 彼はコネチカット州のハートフォードに生まれました。
幼いころはピアニストになるよう母親から教育されていたとか。

1924年 イェール大学に入学。でもこの時は自分が建築家になるつもりはなかったそうです。

1925年 彼が大学二年のときに、偶然美術科と建築科のある建物に入ったときに、廊下の壁に飾ってあった”公共墓地の入口周辺”という作品を見て感銘を受け、建物を出るときに建築家になる決心をしたそうです。
この時の彼はリンゴの絵を描くこともできないほどのレベルだったらしいですが、建築科に入り、ひたすら修練を積んだ結果、後に教師からも巨匠と称されるほどに上達したそうですよ。

1928年 イェール大学卒業後、同大学の非常勤講師を務めます。
が、世界大恐慌の影響で、大学を放り出されてしまいます。

1931年 職もなく居心地の良い空間もなくなった彼は、これからの生活を考え抜いたすえ、バリー賞を受賞するためにカソリック大学大学院に在籍します。
ここでは受賞のためにかなりストイックな厳しい生活を送ったそうです。

すると、イェール大学の方からローマ賞を受賞するという連絡が来ます。

1932-34年 ローマ賞を受賞し、奨学金を得てローマのアメリカン・アカデミーに留学することになりました。
この期間中、ヨーロッパ各地をまわり、ミース・ファン・デル・ローエさん、ウォルター・グロピウスさん
ル・コルビジェさんらに会いインタビューをしました。

1933年 ローマでフランシス・ホルスターさんと結婚。

1935年 帰国後アーキテクチュラル・フォーラム誌とフォーラム誌の編集委員となります。

1936年 ニューヨークでウイリアム・ハンビーさんと建築事務所を設立。41年まで。

1946年 ハーマンミラー社の社長D.J.ディプリーさんの誘いにより、同社のデザイナーとして就任します。

これに至るには少し話が遡ります。
1945年にディプリーさんは雑誌LIFEにネルソンさんによる収納家具の発表を目にし、ここで初めてネルソンの名前を知ります。
この時ハーマンミラー社はギルバート・ロードさんという同社の哲学と言えるほどのデザイナーを1944年に亡くしたばかりでした。会社を牽引してくれるほどの人物を探していたんです。
当時まだ地方の小さな無名の家具メーカーであったハーマンミラー社は、ネルソンさんに支払う報酬もかなり辛いものだったそうですが、そこを決断して、ディプリーさんの熱心な勧誘により二度目のオファーでネルソンさんは了承したんです。
(ここ米国本社のハーマンミラーアーカイブの人の話も含めて記憶で書いているので間違っていたらすいません。)

彼がハーマンミラー社に参加することで、イームズさんやジラードさんを同社に導き、ハーマンミラー社を世界的な家具メーカーへと成長させるわけです。相当に良い決断だったわけですね。先見の明がありました。

1947年 ニューヨークでスタジオを設立、彼自身のプロダクトも掲載されたハーマンミラー社のカタログが出版され、ハワードミラー社とのコラボも始まります。

1952年 ハワードミラー社からバブルランプがリリースされます。

1955年 ジョージ・ネルソン・アソシエイツを開設。

1957年 日本政府からの招待で日本に来ました。 参考「ネルソンと日本

1964年 ニューヨーク万博のクライスラー館と展示デザインを担当。

198?年 自身の事務所を閉鎖とともに引退。

1986年 ニューヨークで死去。


ネルソンファウンデーションがありますので、詳細な建築やプロダクトはそちらで詳しくはそこでも見れますよ。だから後半はザクッとした内容しか書きましたんでした。
Geofg Nelson Foundation HP http://www.georgenelsonfoundation.org/


ネルソンさんの歴史はハーマンミラー社の歴史でもあると思います。
彼を知ってこそハーマンミラー社を理解できますよ。


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